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和がもたらすぬくもりの空間。
日本一の畳屋が考えるこれからの畳
Text Mayumi Sakamoto
い草を育てる農家の思い、一つひとつ丁寧に手縫いする職人のこだわり。古き良き伝統文化を高らかに謳うのではなく、しなやかに現代のライフスタイルにマッチさせるのはTTNコーポレーションの疊福。その揺るぎない姿勢は、本物を求める人々から厚い信頼を得ている。
高級畳といえばその名がすぐに挙がるほど、業界を牽引(けんいん)する存在である。1934年創業のTTNコーポレーションが提案する疊福。古き良き伝統文化である畳を、現代のスタイルに合わせつつ、新たな魅力を発信している。疊福の立ち上げから携わってきた取締役の村上氏に今の思いを語ってもらった。
「近年、農家の人材不足が取りざたされていますが、い草農家も同様で、高齢化が進んでいるのが現状。後を継ぐ人もいなく、今後い草そのものがなくなるのではないかという危機感や、焦燥感があります。伝統文化という言葉に甘んじていてはいけないのです」
 継承者の問題は大きいが、畳屋が国産のい草を使わなくなったことも要因の一つだという。休みなく世話をして、精魂を込めて作られているのに、外国産の安いものが出回って国産のい草が売れない。年に数回、熊本の農家を訪れる村上氏は、農家の生の声を聞いている。
「私たちは良質な畳表を作るので良質な畳に仕上げて市場に出してほしい。それぞれの仕事を、責任を持ってやっていこうよ、という話をしています。農家さんの思いを受け止めながら、お客様に畳の良さをお伝えする。それが伝統文化を守ることにつながっていくのです」
 ただ、ニーズの違いを見極めることも大切だと感じているそうだ。
「国産のい草は希少価値が高くなり、それは価格にも反映されてしまいます。つまり、高価ゆえ手に取らない人がいるということ。逆に、国産の良質な畳をほしいと思ってくださる方は、今市場に出回っているような国産品以外のものでは満足できないのです。疊福というブランドの存在意義はそこにあると自負しています」
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