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時代を読む――原田武夫 第30回
悪性インフレが間もなく始まる
 私はご縁を頂いた我が国メガバンクの最高幹部の皆さまのところに定期的に遊びに行く。ビッグディールのためではない。単に「遊び」に行くのである。
 こちらからは無論、ジャーナリスト連中のように何か特別な非公開情報を引き出そうとはしない。不思議なもので、必要な情報は必要なタイミングで必要な人々に伝達されるようになっているからだ。私自身はあくまでも気に入った菓子折り一つを手にメガバンクの応接室に遊びに行く。そんなわけで最高幹部の皆さまも実に気楽にご対応くださる。誠にありがたい限りである。
 先般も我が国屈指のメガバンクの一つであり、中でも最も意欲的(bullish)な投資態度で知られる銀行の最高幹部の元を訪問させていただいた。お忙しい中、小一時間ほども私とのよもやま話にお付き合いいただいた。我が国の「財界」が一体どちらに向いているのかがよく分かった次第である。繰り返しになるが、非常にありがたい経験であった。
 私はこの手の「よもやま話」の場で自分の意見を決して言わない。なぜならば、そもそもそうした最高幹部クラスの方々とお会いさせていただくこと自体が一つの“流れ"だからであり、その“流れ"を私が気ままに、吐く言葉(=「言の刃」)で切り刻んでしまうべきではないからだ。“流れ"は流れのままでなければならない。そう、私はこの道に入り躾(しつけ)をしてくださっている古神道の師匠からきつく言われている。この時も当然、そのように振る舞った。すると問わず語りで「飛ぶ鳥を落とす勢い」で知られるこのメガバンク最高幹部氏はこう私に話してくださったのである。―
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