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アネット・メサジェ:日本初の大規模展
キュートで残酷な作品群
「つながったり分かれたり」。写真のインスタレーションのタイトルである。ふんわりとした柔らかい印象を受ける一方で、それと同時に奇妙な不気味さをも覚える。
 ドイツで5年おきに行われる大型の現代アート展「ドクメンタ」で発表され、大きな反響を呼んだ。作者はフランスの現代美術を代表する女性アーティスト、アネット・メサジェである。彼女は狂牛病で多くの牛が死んだ事実に触発されて、同作品を制作した。様々なメッセージを読み取ることが出来るが、人間と家畜の双方の関係を問いかける強烈な作品でもある。メサジェは1970年代から絵、写真、記事、拾い集めたオブジェ、言葉、剥製、ぬいぐるみなど、日常の様々な素材を用いて、創作活動を行ってきた。その作品の特徴として、一見するとかわいらしく映るのだが、よく見るとどこかグロテスクだったりすることが上げられる。
「つながったり分かれたり」2001−2002年 ポンピドゥーセンター・パリ国立近代美術館蔵 Photo:Adam Rzepka
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