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企業家とアート—ブリヂストン美術館2
Text Yoko Yamamoto
(左)モネ「黄昏、ヴェネツィア」 1908年頃 石橋財団ブリヂストン美術館 (右)セザンヌ「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」 1904-06年頃 石橋財団ブリヂストン美術館
中核を成す西洋美術コレクション
日本有数のクオリティを誇るブリヂストン美術館だが、身近にありすぎるゆえに訪れる機会を得なかった、という向きも多いのではなかろうか。そのコレクション内容を改めて知れば、足を運ばなかったことを後悔するに違いない、というほどの充実度である。
 コレクションの中核を成し、ブリヂストン美術館のカラーを決するものともなっているのが、フランスの近代美術だ。コローやマネをはじめ、ルノワール、モネなどの印象派、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホといったポスト印象派の作品群の充実ぶりは素晴らしく、モネについては代名詞ともいえる睡蓮をモチーフにした作品『睡蓮』『睡蓮の池』、夕暮れの運河に浮かぶサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂が幻想的な『黄昏、ヴェネツィア』など、繊細な風景、光と色彩の移ろいを写し取った7作品を有している。また、そのあとに続くマティスやピカソなどの20世紀絵画も数多く所蔵し、キュビスムを代表するブラックやレジェも網羅、フランス近代絵画史の主だった作家のほとんどをカバーしているといっていいラインナップだ。また、ロダンやブランクーシといった20世紀を代表する彫刻家の作品も有しており、展示に奥行きを加えている。
ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」 1876年 石橋財団ブリヂストン美術館
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