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(上)鉄板に覆われた船のようなデッキのミュージアム。4種の多面体が結晶のように隙間なく連結されている。(左)家具デザイナー大橋晃朗の作品が置かれた「シルバーハット」。赤いソファーは「フロッグ・チェア」。(右)「シルバーハット」のワークショップスペース。ひし形フレームからなるアーチ状の屋根が架け渡されている。
「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」が大三島に誕生
瀬戸内から建築文化を発信する
建築家・伊東豊雄氏が設計した「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」が7月、愛媛県最北の島である大三島にオープンした。世界的に有名な建築家である伊東氏の、若い建築家を育てるための塾をつくりたい、という夢を実現させた美術館だ。
 美術館は伊東氏の作品を展示する「スティールハット」と、ワークショップ等の活動を行う「シルバーハット」の2棟で構成される。「スティールハット」には、エントランスホール、3つの展示室、サロン、テラスが設けられている。各部屋の床は正六角形で天井に向かって壁が傾斜しており、垂直な壁が一切ないため、まるで球体の中にいるような感覚に陥る設計だ。また、伊東氏の旧自邸を再現した「シルバーハット」には、約90作品の建築竣工図面を閲覧できるスペースと、伊東氏が旧自邸で愛用していた、家具デザイナー・大橋晃朗氏の作品を展示したスペースがある。さらに屋外には、地域の人とのワークショップを行うスペースが設けられた。「今治市の将来の発展のために貢献したい」という伊東氏の思いを実現させた空間だ。
 現在、これからの建築の夢をのせ新しい航海へ旅立つという指針を示した「新たなる船出」展が開催中だ。建築ミュージアムが瀬戸内に新風を吹き込む。

●今治市伊東豊雄建築ミュージアム
愛媛県今治市大三島町浦戸2418
TEL0897-74-7220
開館時間 9:00 ~ 17:00(月曜休)
http://tima-imabari.jp
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