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メゾンエルメスフォーラム開廊10周年
ライアン・ガンダー展開催
2001年のオープン以来、30もの展覧会を開催し、今年開廊10周年を迎えたメゾンエルメス8Fフォーラム。時代を読んだアーティストの起用が常に話題を集めている。今回この記念すべき節目を祝って開催されるのが、ロンドンを拠点に活躍するイギリス人アーティスト、ライアン・ガイダーの展示会「失われた展覧会Exhibition Lost」だ。
 コンセプチュアルな手法で想像力を喚起させる作品が世界的に知られているガンダー。日本でも、沖縄県立博物館・美術館での展示や太宰府天満宮でのアートプログラムの個展などが話題を集めている。今年はヴェネチア・ビエンナーレや横浜トリエンナーレへも参加、今最も注目されているアーティストの一人だ。「失われた展覧会 Exhibition Lost」という逆説的なタイトルを冠した本展は、過去・現在・未来を自在に漂う、時空を超えて“パラレルに存在する展覧会"でもある。展示は全てガンダー自身の作品であるにもかかわらず、美術史の重要な作品への参照や架空のアーティストの引用などを通して「もうひとつの現実」について語る。また、ガンダーは、展覧会の場所の歴史にもフォーカスし、ここフォーラムでの過去10年間の記憶に言及する作品を発表する。
 ガンダーがさりげなく置くオブジェやテキストが暗示する「もうひとつの現実」を知覚的に体験するうちに、展覧会とは何か、作品の本質とは何か、ということを改めて考えさせられるだろう。

「墜ちるイカロス―失われた展覧会」
ライアン・ガンダー展
会場:メゾンエルメス8Fフォーラム 
東京都中央区銀座5-4-1 TEL03-3569-3300
会期:2011年11月3日(木)~2012年1月29日(日)
※2012年1月1日(日)、2日(月)休
(左)Samson’s push, or Counter CompositionXV/2010©Ryan Gander Courtesy of TARO NASU Private Collection Photo:Tomoki Imai・特別に塗装されたIKEAのサイドテーブルを積み重ねてつくった塔。その色はテオ・ファン・ドースブルフによる絵画作品「カウンター・コンポジションCounter Composition XV」(1925年)の配色に呼応している。(右)True simplicity (A study for 'Who said this was true multiplicity anyway')/2011©Ryan Gander Courtesy of TARO NASU・2038 年のライアン・ガンダーを想像して描いた法廷画家による色鉛筆のスケッチをモノクロ写真で撮影したもの。
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