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曾我蕭白《雪山童子図》継松寺蔵(展示期間:4月10日~5月6日)

●蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち
会場:千葉市美術館 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
会期:4月10日(火)~5月20日(日) ※5月1日(火)、7日(月)休館
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日~20:00、入館は閉館30分前まで)
TEL043-221-2311  http://www.ccma-net.jp/
江戸の奇怪絵師、
曾我蕭白に迫る
千葉市美術館で「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」展を開催
ぎょっとするほど毒々しくて奇怪なのに、なぜか目を放せなくなる曾我蕭白の絵。江戸時代中期に活躍したこの絵師は、ある時は藤原鎌足の子孫、またある時は中国皇帝の末裔と臆面もなく名乗り強烈なキャラクターで数々の逸話を残している。しかし、その生涯についてはごくわずかしか分かっていない。
 京都の商家に生まれ、若くして父を亡くした蕭白は、苦労の末画家となった。室町時代の画家曾我蛇足に傾倒して「曾我蕭白」を名乗るが、当時の京都画壇には、最新流行である南画の池大雅や与謝蕪村、写生をもとに新風を開いた円山応挙、伊藤若冲がおり、彼らの華々しい活躍の間にあって、時代遅れの曾我派の絵など誰も見向きもしなかった。しかし、あえて曾我派の名前を持ち出したのは、同時代の画家たち、そして彼らの支持者たちに対する蕭白のアンチテーゼであり、権威や肩書き、既成概念に縛られたくないという強い意志の表れであった。独自のスタイルを貫いた蕭白は、やがて唯一無二の存在として、京都画壇にもその名を認められるようになった。
 4月10日(火)から千葉市美術館で開催される「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」展では、約60点の蕭白作品とともに彼の画業を振り返る。さらに、蕭白が対抗心をむき出しにしたという応挙や、蕭白と並んで「奇想の画家」と称されるが、画風は全く異なる若冲の作品も出展する。天才画家たちがひしめき合っていた江戸時代中期。蕭白のような異彩を放つ画家を認め、支持する人たちが確かにいたことも、この時代の素晴らしさである。当時の京都画壇の豊穣な作品世界は、時代を超えて、現代の我々をも引きつけてやまない。
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