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(上)豊臣秀吉と北政所(ねね)を祀る霊屋。須弥壇(しゅみだん)や厨子には、華麗な花筏の蒔絵が施されている。 (下)開山堂は高台寺第一世の住持、三江紹益禅師を祀る所。秀吉夫妻由来の天井絵のほか、狩野山楽による「龍の図」がある。柔らかな曲線が特徴的な優美な龍が描かれている。
 最初に訪れたのは東山の高台寺。ここでは「僧侶のご案内により非公開文化財の特別拝観」というプラチナ・カード会員限定の特別プランが用意されている。通常は一般の方に向け僧侶が案内することはない。
ありがたいプランなのだ。今回は、執事長の後藤典生住職が笑顔で迎えてくださった。
 高台寺は正しくは「高台寿聖(じゅしょう)禅寺」といい、豊臣秀吉没後にその菩提(ぼだい)を弔うために、正室のねねこと北政所(きたのまんどころ)どころが1606(慶長11)年に開創した寺である。1624(寛永元)年に建仁寺の三江和尚を開山として迎え、高台寺と号した。その三江和尚が祀まつられているのが開山堂だ。手前の天井は、元は秀吉の御座船の天井だったもので、金箔地に黒格子といかにも秀吉好みだ。中央部分はねねが使用した御所車の天井。金箔地に繊細な秋草図が描かれている。秀吉とねねの絆を感じさせる空間だ。
 ここから、通常は“通行禁止"の臥龍廊(がりょうろう)を渡って霊おた屋まやへ。左右に秀吉とねねの木像が安置されている。出色は厨子(ずし)や階段等に施された華麗な蒔絵。幸阿弥家の蒔絵師は、秀吉の辞世の句をこの花筏(はないかだ)(蒔絵)にした。これは「高台寺蒔絵」と総称される、桃山時代の漆工芸美術の粋を集めた傑作である。蒔絵以外にも狩野永徳の筆による内陣の「浜松図」と外陣の「花鳥図」、土佐光信が描いた外陣長押(なげし)の「三十六歌仙図」などがあり、「美」に圧倒される。
(上)開山堂と霊屋を結ぶ屋根付き廊下、臥龍廊。山に向かって長く続くその姿は天に昇る龍の姿さながらだ。
(下)通常非公開の玄路庵では、茶会形式での抹茶のおもてなし。プラチナ・カードの特別拝観に申し込めば、体験できる。
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