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(左)神戸港の夜景。(右)神戸山手の北野、異人館が点在。
多くの文化人に愛された
エキゾッチな港町、神戸

Text Koko Shinoda
旧オリエンタル・ホテルの足跡を辿りながら、海と食の休日へ
・・・・・船が埠頭を離れると、「マア、綺麗な。百貨店が動き出したみたいーー」と、妙子が、海岸の夜の秋風に白いブラウスの肩を縮めながら言った。それからかなり長い間、甲版に立っている夫人達の姿がイルミネーションの光の中に浮き出て、小さくなりながら見えていたが、しまいには誰が誰やら見分けが付かなくないようになっても、まだ、「エツコさあん、――」と、根気よく呼び続けるローゼマリーの甲高い声が、暗い海の上を伝って聞こえた・・・ 谷崎潤一郎著 「細雪」より

 神戸山手に住む四姉妹の物語「細雪」で、隣家のドイツ人が帰国するのを姉妹らが神戸埠頭に見送るシーンだ。開国を機に西欧文化の玄関口ともなった神戸だが、昭和時代に入ると、こうして神戸港から洋行する人々が出はじめた。西欧嗜好の強かった谷崎は、エキゾチシズムが漂う神戸の町をこよなく愛した。山手の北野には今も明治時代に遡って建てられた個性的な洋館が豊かな緑の中に点在する。大半がカフェやミュージアムになっているが、昔のままに残された古い調度品が、そこで育まれた東西、様々なドラマを物語っている。
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