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美術や建築学に関心を持つ人の中には、知る人もいるかもしれない。建築は1351〜1767年のアユタヤ王朝時代のもので、のちのチャクリー王朝の国王であるラーマ1世とラーマ5世の時代に修復されている。もともとはワット・トーン(黄金の寺院)と呼ばれていたが、ラーマ5世によってワット・スワム(黄金の僧院)と改名された。
 一応、同じ仏教に親しむ国である日本の住人として、他国の仏像を拝見するのは興味深い。難しい知識は抜きにしても、まずお顔がずいぶん違う。お国柄によってお釈迦(しゃか)様に求める理想像が異なるのであろう。寛容さや英知に満ちた、ありがたいご尊顔には違いはないが、タイのお釈迦様は柔和である。眉が美しい曲線を描き、口角はしっかりと上がっている。顔はふくよかでも体は痩せて、節制した生活と厳しい修行の跡をうかがわせる。ワット・スワンナラムのお釈迦様は、たしかに派手な黄金だが、長年にわたり人々の敬虔(けいけん)の念が託されてきた仏様ならではの厳かな雰囲気を湛たたえていた。
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