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Madrid
かつて闘牛や祭りが行われたマドリードのマヨール広場。中央にフェリペ3世の騎馬像があり、17世紀風の建物に囲まれる。クチジェーロスの門を下るとボティンがある。
A Moveable Feast
移動祝祭日Ⅱ
Photo & Text Chiyoshi Sugawara
闘牛に熱中、キーウェストへ
1924年以来、7月の「牛追い祭り」を軸に毎年のようにパンプローナで過ごし、さらにマドリードなどスペインで多くの時間を過ごしたヘミングウェイ。
 1931年にポーリンの叔父の援助で、アメリカ本土最南端の島、キーウェストにヘミングウェイにとって初めての家を購入した。作家としての一歩を踏み出したパリ時代から、熟年のキューバ時代へと移行する、ちょうど過渡期がこのキーウェストでの12年間となる。
 ここキーウェストでの大きな出来事は、バー「スロッピー・ジョーズ」の主人ジョー・ラッセルとの出会いだ。彼とともに船で何度もキューバを往復して釣りをする。アメリカの禁酒法の時代(1920~33年)にあって、酒の密輸こそが、ジョー・ラッセルの本当の目的で150回にも及んだという。このバーにやって来たのが野心的なジャーナリスト、マーサ・ゲルホーンで、彼女は当時恐慌下にあったアメリカ各地を調査していた。意気投合したヘミングウェイと彼女は、1936年に勃発したスペイン市民戦争の取材のためマドリードで合流することになる。
 こうしたジョー・ラッセルを始めとする仲間たちとの交遊は、自由でのびのびとした喜びをヘミングウェイに与えたようである。そして自由な空気が刺激となり、キーウェスト時代は、ヘミングウェイの生涯で最も多作な時期となった。
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