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太閤秀吉にも寵を受けた能楽四家の筆頭・金春家は江戸幕府より、現在の銀座8丁目6番地から8番地に屋敷を拝領。寛永9(1632)年江戸図には「金春七郎」の名が見える。本頁写真はかつての敷地とされる四隅に建つビルのものだ。
金春通りとは、能楽の金春流に由来する名である。江戸時代、幕府直属の能役者として知行や扶持を与えられた家柄に金春・観世・宝生・金剛の四家があり、金春家はその筆頭だった。金春通りはその太夫の拝領屋敷があった場所であり、金春の町名が明治5(1872)年に南金六町(みなみきんろくちょう)に合併されなくなった後も、通り名をはじめ、その名が残されている。
 金春家は聖徳太子に仕えた秦河勝を家祖とし、現家元の金春憲和で81世を数える能楽最古の歴史を有する名家だ。流儀中興の祖とされる金春禅竹は、能楽の大成者である世阿弥に娘婿として認められた人物としても知られる。その金春家が、古くから奈良の春日大社の若宮へ「春日若宮おん祭」で奉じてきたのが路上(鳥居の下)での演能であり、これを再現したのが銀座・金春通りの路上奉納能だというわけだ。ちなみこの能が行われる「能楽金春祭り」は、この通りに残る江戸文化を継承すべく、金春通り会と金春流の金春円満井会が連携し、昭和60(1980)年に始められたものである。
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