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今回、新しくなったキャデラックCT6で、本家松浦酒造場を訪ねた。古い米蔵に左官が鏝(こて)で描いた「鳴門鯛」というアートな文字と、キャデラックの凛とした風格あるボディーで、造形美を醸し出している。
撫養との出合い
鳴門鯛 本家松浦酒造場
Photo TONY TANIUCHI  Masahiro Goda
Text Nile’s NILE 
 1804(文化元)年創業の本家松浦酒造場は、ここ鳴門の撫養(むや)街道沿いで1600年ごろから米問屋を営み、豊富な米を生かすべく酒づくりを始めた。さらに先祖をたどると、そのルーツは佐賀の水軍、松浦党(まつらとう)にあるそうだ。佐賀から海を渡って四国の玄関口であった撫養(岡崎)港にたどり着き、根を下ろした。〝海賊の末裔(まつえい)〞 であると明かしてくれたのは、10代目蔵元の松浦素子さん。  家業とは違う畑で長年働いていたが、8年前に蔵を継いだ。「蔵元として、先祖が築き上げてきた、日本酒の文化に誇りを持って、ウチの日本酒をもっと全国に広めていきたいです。そして『〝鳴門鯛(なるとたい)〞はおいしい。この鳴門鯛が生まれた鳴門に行ってみたい』と思っていただける日本酒をつくり続けたい」と言う。
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