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ジーエステートの若武者たち。左から、同社唯一の不動産経験者であり代表の山本祐介氏、元ナンバーワン“キャバ嬢”で女性だけの部署の立ち上げを目指す杉野みなみ氏(仕入れ担当)、山本氏の幼なじみで大工、インストラクター、携帯電話販売などさまざまな職種を経験した取締役の小西泰弘氏、元飲食店店長で入社7カ月にして同社の店長にスピード出世した坪嶋拓真氏(販売担当)。
不動産業界を変える
ジーエステート
Photo TONY TANIUCHI Text Junko Chiba
「不動産業界を変えたい」―。総合不動産会社、ジーエステートは、山本祐介代表取締役のそんな思いから誕生した。賃貸事業に始まり、今は一都三県の区分マンションを中心に、中古の一棟マンション・アパートなど、多彩な投資用物件の提供に注力する。急成長中の同社は今、不動産投資の世界に新風を巻き起こそうとしている。
山本祐介氏率いる若武者集団、ジーエステートの出発点は東京・下北沢。設立2年目の2014年にはもう、三軒茶屋に2号店をオープンし、仲介事業を通して基礎体力をつけた。2016年には、投資に特化した売買事業をスタート。翌年、本社を渋谷に移転し、事業を拡大しつつ、急速に、しかし着実に成長を続けている。同社が不動産投資の分野に乗り出した、その根底には、創業当初から山本氏の胸に滾たぎる「不動産業界を変えたい」という思いがある。
「残念ながら、不動産業に対するイメージって、昔からあんまり良くないんですよね。その原因は、売買価格の不透明さにあるのではないか。つまり『誰がいくらで売り、それを誰がいくらで買って、いくらで販売しているのか』が見えないから、買う人はどうしても疑念を抱かざるをえない。そこを変えたいと思ったのです。そうして売買取引の“見える化"を図れば、透明度がぐっと増して、業界が変わる大きなきっかけづくりになりますよね。当社も以前は自社で仕入れた物件を、不動産会社を通して投資家さんに販売していましたが、透明化を進める第一歩として、直で売ろうと決めました」
 ジーエステートはもともと仕入れ力が強み。他社よりも運用利回りの高い良質な物件を提供するだけの力がある。その物件が直販で手に入るのだから、投資家は少ない資金で効率の高い投資が可能になる。これは「仕入れに特化した不動産会社と販売に特化した不動産会社が共存する」業界の旧態への挑戦でもある。
「実は今年の4月まで2年間、明治大学のグローバル・ビジネス研究科(MBA)に通いました。創業から泥臭くがんばってきましたが、それだけでは頭打ち。アカデミックな知識をビジネスに取り入れたいと思いました。マネジメント、マーケティング、ファイナンスなど学ぶそばから実践に生かしました。それと、不動産知識ゼロの従業員たちのパワーが成長の両輪になっています」
 同社で特徴的なのは、「若い素人集団」から出発したこと。素人だからこそ、本当の意味でお客様の立場で考え、従来の価値観に縛られない柔軟な発想ができる。若い彼らはこれまで異業種で培った営業力を不動産分野で自由に、存分に発揮し、会社の成長とともに専門力に磨きをかけた。「仕入れから契約まで一人でこなすので、成長スピードが非常に速い」という。「要は専門力より組織マネジメント」とする山本氏は、「スタッフが高いパフォーマンスを出せるチームづくりを大事にしている」のだ。ちなみに山本氏に言わせれば、「より高品質な物件を安く提供し、高い運用利益を確保する」「投資物件の管理並びに売買をサポートする」ことなどは、不動産投資に関わる会社として、当たり前にやるべきこと。アピールポイントですらないという。
 そんな山本氏の胸の内には、将来への挑戦課題がいっぱい。次号ではその一つ、「ブロックチェーン」という新しい試みについて紹介しよう。

●ジーエステート TEL03-6805-0802
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