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CHANEL
光で色を支配する
Photo Takehiro Hiramatsu(digni)
Text Noriko Masumoto (alto)
NileScope-Beauté Vol.10
シャネルというブランドについて、そしてその創業者であるマドモアゼル シャネルという女性について、ここで多くを語る必要はないだろう。ファッションはもとより、ジュエリーやコスメティックの世界において、現在は最高峰のブランドであるといっても異を唱える人はいないはずだ。
 帽子制作からそのキャリアをスタートさせ、ファッション分野でさまざまなアイデアを打ち出し、モード界に新風を巻き起こしたマドモアゼル シャネルは、コスメティックという分野においても革新的な考えのもと、新たな製品を作り出した。
 例えば口紅。常に赤という色を唇にまとっていた彼女は、1921年、自分が使う目的で“ヴェネチアンレッド"の口紅を作った。シンプルにワックスペーパーのチューブで覆われていたそのアイテムは、現在当然となっている“携帯できてすぐに使える"口紅の先駆けともいえる存在だった。1924年には、リップカラーとフェースパウダーにフォーカスした最初のメーキャップ コレクションを発表。後に口紅の形態はプッシュアップケースに差し込んだ形へと洗練されていく。口紅を女性らしさの武器と位置付けていた彼女は、エレガントのアクセントとなり洗練のタッチを添えるものとしてとらえていた。
 多く残されている彼女の言葉には、類いまれなる美への探求心がうかがえる。「美容とは、まず心の美しさから始めるものです。そうしなければ、化粧品は何の役にも立ちません」「自然の色だからベージュに、血の色だから赤に、私は安心感を覚えるのである」――。製品へと反映させた揺るぎない彼女のこだわりの数々を、こういった言葉にも見ることができる。
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