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GUERLAIN
ラグジュアリーで在り続ける
Photo Takehiro Hiramatsu(digni)
Text Noriko Masumoto(alto)
NileScope-Beaute Vol.2
「ゲラン」は、さまざまな顔を持つブランドである。1828年、創業者であるピエールフランソワパスカル・ゲランがパリに輸入トイレタリーとスキンケア、オーダーメードのフレグランスを扱う店舗をオープンさせたことが始まりだ。化学者であり調香師であった彼の名を世にとどろかせたのは、1853年にナポレオン3世の皇后のために作られた香水で「国王閣下御用達調香師」の称号を与えられた出来事だった。「フレグランスといえばゲラン」というイメージが確立されたのはこの頃である。
 一方、メークアップやスキンケアにおけるトピックも枚挙にいとまがない。メークアップでいえば、1830年にリップの起源となる製品を発売、食事をしても落ちにくいロングラスティングを可能にした。また、肌に自然な輝きを与える、ユニークな形状のカラーボールのパウダー「メテオリット」を1987年に発売。さらに、スキンケアでは1830年に美白製品を発売するなど、ブランド誕生から185年にわたり、さまざまな話題を提供してきた。
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