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(左上)隣接する専用臨床検査施設(専用ラボ)では、遺伝子の検査や解析を行う。
(右上)専用ラボでは大学の研究所と同レベルの設備と技術を確保し、厳重な管理体制のもと作業。
(中左)製薬メーカーのクリーンルームに匹敵するほど高度な無菌状態の細胞培養施設(CPC)。
(中右)暖炉のあるロビーはアートを配した落ち着きのある空間。植物の右にある棚には理事長の阿部博幸氏が収集した昔の医療器具が飾られている。
(下左)エレベーターの扉が開くと、ギリシャ神話をイメージしてデザインされた翼の生えたライオンのロゴが迎えてくれる。
(下右)がん治療専用に開発された最先端の温熱装置。全身または局所に温熱を与えて、体全体の免疫力を高めたり、がん細胞を死滅させる効果が得られる。
抗がん剤や放射線治療のように、正常な細胞を攻撃することなく、がん細胞だけをたたけるため、副作用がない。またメモリーT細胞が攻撃の仕組みを記憶するため、がんが再発した場合も即座に攻撃するので、転移や再発の予防もできる。
「従来はこのワクチンを作るために、アフェレーシスという方法で患者さんから5ℓもの血液を特殊な機械で2~5時間もかけて循環させる必要がありました。それだけで患者さんの体に大きな負担をかけていましたが、私の開発した製造法では、わずか25㎖の静脈からの採血でワクチンが作れるようになったので、患者さんの身体的負担はほとんどないと言っていいでしょう」
 がんのやっかいなところは人それぞれ遺伝子の壊れ方やがん細胞に発現している印が異なるため、誰にでも効くワクチンが作れない点だったが、阿部氏の開発した「多価樹状細胞ワクチン」は、一人ひとりに合わせたオーダーメード。全身に散らばった微細ながん細胞やがんの親玉と言われるがん幹細胞を分子レベルで攻撃できるのも、今までにない治療法と言えるだろう。
 今までのがん治療に比べ、副作用がなく、再発予防にもなり、その人それぞれのがんに的確に効果を表す、まるで夢のような治療法だが、阿部氏は「免疫療法は万能ではない」と、逆に慎重を期す。
「『免疫療法しかやらない』というのは、本当にその患者さんのために最適な治療法を捨ててしまっている可能性もあります。免疫療法は効果が出るまで3カ月くらいかかるので、必要があれば手術や抗がん剤も併用しながら、その患者さんに最も効果的な治療法を探っていくことこそ、医師としての務めです」
 患者のライフスタイルに合わせて、早期の社会復帰や働きながらの治療計画なども含め、病気だけを診るのではなく、その人の人生を診るのが医師の仕事だと考える阿部氏。
「どう生きるか、どう亡くなるかまで考え、最良の治療を行う、そのために『多価樹状細胞ワクチン』があるのです。ひとくちに免疫治療と言っても、医師によって認識はさまざまです。ぜひ納得がいくまで多くの医師に会って説明を聞き、治療法を選んで受けてください」

●アベ・腫瘍内科・クリニック
フリーダイヤル0120-660-075 www.abecancer.com
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