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(左から)ペルシャ絨毯の名工房がひしめく地域、クム。その代表ともいえるのがマスミ工房だ。繊細な色合いが美しく、日本人にも人気の高い小花柄のものが得意。132×203㎝、6,600,000円。 / 同じくクムが本拠地のジェッディ工房。草木染めのパステル調の色合いが特徴だ。細かい花柄とやさしい風合いの色使いが洗練された美しさを醸し出す。81×122㎝、1,620,000円。 / 南ペルシャの遊牧民たちが織る絨毯ギャッベ。多数いる遊牧民たちの頂点の織り子をまとめあげているゾランバリのものを集めた。権力の象徴、ライオンをその感性だけで自由に織ったもの。193×202㎝、1,100,000円。 / 今でも、遊牧民が暮らす場所で折られているため、気候によって糸の色合い、描く柄が変わるという。下絵がないまま、ザクロの樹を描き、いろいろな実をバランスよく。そして背景は相当な技術がいるグラデーションに。160×245㎝、1,100,000円。
大塚家具で多彩な絨毯を集めた「世界の絨毯フェア」開催
総額12億円、約2500点にのぼる過去に類のない大絨毯展
大塚家具は「世界の絨毯フェア」を有明本社ショールーム4階特設会場で5月7日まで開催している。美術品級の希少な絨毯から日本初上陸となる有名ブランド絨毯まで、国内外の多種多様な絨毯を取りそろえた過去に類のない“大絨毯展"だ。
 特筆したいのが、ペルシャ絨毯の中でも最も有名なアルダビル絨毯の復刻品。オリジナルは1540年に作成され、現在はヴィクトリア・アンド・アルバート美術館とロサンゼルス郡立美術館が所蔵。今回、特別出品された復刻品も、5人で9年もかけて製作された美術品といえる稀少な逸品。ほかにも、糸の宝石とも呼ばれるペルシャ絨毯の伝統を織り継ぐ名工房のものも多数そろえた。絹絨毯の産地であるクムから、絨毯を芸術の域に高めたことで知られるマスミは、独特の染色技術から生まれる美しい色調と緻密な織りで繊細な柄を実現する。イランの国花であるバラのデザインを確立したことで有名になったラジャビアン。生き生きと写実的に、そして三次元で“描く"かのように織り込まれたバラは、その緻密さと色の表現の繊細さを物語る。もともと糸の染色工房だったというジェッディは、草木染めにより、パステル調のやわらかな風合いに染めこまれた糸で、細かい花柄を緻密に織られている。どの工房のものも縦糸も横糸も全てシルクで、そのやわらかさに驚かされる。表面を触るだけでなく、たぐり寄せて横糸もシルクであるしなやかさを感じてほしい。
 もう一つ注目したいのが南ペルシャの遊牧民が織り上げる「ギャッベ」だ。この地方の遊牧民たちが古くは16世紀から、土や草の上で下絵も何もなく彼女たちの感性のもと、即興で織り上げられている。そのため二つとして、同じ柄はない。今回、ギャッベの名門ブランド、ゾランヴァリ社が手掛ける確かな品質の、個性が光る“アート"なものを集めた。権力の象徴であるライオンを表情豊かに描いたもの、カジュガイ族がザクロの木を「一族繁栄・豊饒」の願いを込め、感性のみで織られている。
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