世界の贅沢、NILEの贅沢

［Paris Journal］
パリのエピスリー
人気店の3要素

最近のパリのエピスリーは、生産者の顔が見える野菜や肉、オーニックの食材など、目利きのオーナーが選ぶ美味しく、安全で、健康に良いものを扱う店が増えてきました。また、モダンなインテリアやデザイン性の高いパッケージにこだわりが見えるのも特徴の一つです。
中でも「Épicerie Générale（エピスリー・ジェネラル）」はフクロウのマークが目印の人気店。元々モード業界で活躍していたモード・ズィリンクさんが2011年に７区に１号店を、2014年に２号店を９区にオープンしました。フランス産のオーガニックにこだわり、野菜はもちろん、ハムやサラミなどのシャルキュトリーやチーズ、そして缶詰やコンフィチュールまでクオリティの高い食材が並びます。スイーツはグルテンフリーをセレクト。さすがのセンスが光るプレゼンテーションも人気の理由の一つで、ふくろうのロゴをあしらった缶詰は同店のアイコン商品。サーディンやアンチョビがこんなにかわいい缶詰で楽しめるなんて、ギフトにも最適な逸品です。またフレッシュジュースやコーヒー、サンドイッチなども提供していて、ランチ時には美味しいと評判のサンドイッチを求めるパリジャンが列を成すほど。一番人気は以前ご紹介したデュ・パン・エ・デ・ジデのパン・デ・ザミにハムとバター、バジルとロケットを挟んだ「ジャンボン・ブール」（ハムとバターの意）。シンプルですが、だからこそ素材の味が大切になるこのサンドは同店のベストセラーです。
　クオリティはもちろん、健康志向でデザインコンシャス。パリ注目のエピスリーには、この３つが不可欠なようです。

●Épicerie Générale
43 rue de Verneuil 75007 Paris
1 rue Moncey 75009 Paris
http://www.epiceriegenerale.fr