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界を巡る冬時間
界 鬼怒川
Photo TONY TANIUCHI(P1-2)
Text Michiyo Tsubota(P1-3),Rie Nakajima(P4-6)
日本各地の有名温泉地に、星野リゾートが展開する温泉旅館ブランド界」。
伝統の温泉文化を生かしつつ、現代に合った快適さと
その地域らしい魅力を盛り込んだ演出性が魅力だ。
2015年11月に開業した、界13軒目となる「星野リゾート 界 鬼怒川」を始め、
冬に出かけたいおいしい「界」8軒を紹介する。
幹線道路から「界 鬼怒川」のサインに導かれて、林間の小径を進む。たどり着くのは、大おお谷や 石いしを用いて造られた端正な表情のエントランス。
フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルの外壁にも利用された大谷石は、近隣の宇都宮で採れる風合いのよい名建材だ。まずは、エントランスから地元らしい魅力が、たっぷりと発揮されている。
 2015年11月10日に栃木県日光市鬼怒川温泉に開業した「界 鬼怒川」は、鬼怒川渓谷に面した小高い丘の上に立つ、新築の宿。エントランスからは、スロープカーに乗って高台へと上ってゆく。短い時間ながら、林の向こうに温泉街や日光連山を眺めながらの移動で、気分がすっとリラックスモードに切り替わる。たどり着いたホールでまず目にするのは、益子焼き(ましこやき)の水琴窟。“和心"にスイッチを入れてくれる、風流な音の出迎えだ。
 客室があるのは、広い庭を囲む3階建ての棟。「界」の特徴の一つが、地域の伝統工芸や文化に触れる、ご当地部屋が用意されていること。「界鬼怒川」では、全48室の全てが、栃木の伝統工芸の技を取り入れた「とちぎ民藝の間」として用意されている。壁にかけたオブジェや茶器は、益子焼のあつらえもの。ベッドスローは、約200年もの歴史を持つ黒羽藍染(くろばねあいぞめ)が用いられている。黒羽藍染は、その技術をとどめる工房が1軒のみになってしまった、希少な伝統技術だ。釘などを使わず、細材を組み上げた繊細な組子細工のオブジェも、寝室に日本旅館らしいすがすがしさを加えている。全室のテラスに、大谷石が敷かれているのも贅沢だ。
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