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日本旅館の進化形
星のや東京

Text Michiyo Tsubota
日本の伝統様式を重んじながら、現代人に合わせた快適な滞在を提供する「星のや東京」。滞在でも、新しい料理でも、日本ならではのスタイルを世界に向けて発信する。
(左)地下1階にあるダイニングは、地層をイメージした左官仕上げの壁が印象的。テーブル席のほか、テーブルを備えた畳敷きの個室も6室あり、進化した料亭のようなプライベート感がある。
(右上)「Nipponキュイジーヌ」の一品。鮟鱇(あんこう)から煮出したエキスに、コンソメを加えたクリアなスープ。食すにつれて、肝のソースがとろけてコクが増す。ぷりぷりっとした鮟鱇の食感が絶妙。
(右下)金色にも見えるお湯は、地下1500mからくみ上げた大手町温泉を引湯。奥は、フロア2階分の高さの吹き抜け露天風呂になっている。
玄関先に立つと、青森ヒバ材で造られた大きな玄関扉が、すーっと開く。その先で、まず、行うべきは、玄関で靴を脱ぐこと。靴を脱ぐ“儀式"を行うことで、日常とは別の時空間へと入って行くように感じられる。何もまとわない足裏に、畳の感触が心地よい。季節のしつらえが目を楽しませ、ほのかなよい香りに心やわらぐ。東京・大手町にありながら、ここは、紛れもなく日本旅館だ。
 昨年7月に開業した「星のや東京」は、地下2階、地上17階のビルに、日本旅館のエレメントを組み込みながら、ホテルの快適性や機能性をも追求した、ラグジュアリーな宿。特筆すべきは、各階に設けた「お茶の間ラウンジ」。客室のリビングとして、ライブラリーとして、24時間行き来できるくつろぎの空間だ。専任スタッフがいて、時間帯により、お茶や酒類、軽い朝食、さらに会話で、ゲストをもてなしてくれる。フロアにある客室は6室のみ。ホテルのエグゼクティブラウンジの旅館版とでも言えるお茶の間ラウンジがあることで、一つのフロアが小さくてラグジュアリーな旅館のようだ。
 客室は、大きな障子や竹素材のクローゼットが印象的な和室。ヒバ材で仕上げた低いソファ、ベッド風ながら布団のような寝心地の寝具、日本製アメニティーなど、細部にまで、日本らしい心地よさにこだわっている。温泉があるのは、最上階の17階。天井が吹き抜けになった露天風呂で、湯あみを楽しんでいると、都心の贅沢ここに極まれり、と思える。
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