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太古の樹林と東シナ海に抱かれて、心身が潤う、屋久島への旅
Text koko Shinoda
Many Thanks to Sankara Hotels & SPA
九州の南に浮かぶ大隅諸島の南端、約60kmに2000m近い山並みが聳える屋久島が出現する。鹿児島空港からプロペラ機で20分、水中翼船では2時間余。海、空どちらのアプローチもドラマチックだ。面積約500㎢のほぼ円形をした島は、まるで海から山が突出しているようで、洋上アルプスともいわれている。地形は険しいものの雨に恵まれ緑豊かなこの島には、紀元前から山麓の海辺に人が住み着いていたという。日本書紀には616年に遣唐使が立ち寄ったことが記されている。
 鹿児島からの航路は、ポルトガルから鉄砲が最初に伝わった種子島の西を通る。屋久島とは対照的な平らの南北に長い島で、多くの漂着者が後者を選んだのは当然だろう。種子島を望む屋久島の東海岸沿いに小さな空港があり、その南北に2つの港がある。北の宮之浦港は、屋久島一の町。こじんまりとした入江が松林に守られている。
 港近くにある屋久島環境文化村センターでは、屋久島の情報の宝庫。ここの案内係が日本語の流暢なフランス人であることに驚く。島で多くのヨーロッパ人をみかけたが、旅行者ではなく長期滞在や住民も増えているとか。現代の優雅な漂着民は、屋久島にエキゾチックなローカル風情を醸し出す。
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