
ロープウェーは床がゆっくりと回転し、周囲の景観を見せながら、ケープタウンのシンボルである1087mの岩山テーブルマウンテンの頂を目指す。平らな山頂には遊歩道が整備され、むき出しの岩石に希少植物が華を添える。

Cape Town 紀聞
34°21'S,18°30'E
34°21'S,18°30'E
Photo&Text Chiyoshi Sugawara
海抜1087m。スパッと削り取られたように山頂が平らなことからテーブルマウンテンと呼ばれ、町のシンボルとなる山を背にしたケープタウンは、アフリカ大陸南端に位置し、ヨハネスブルクに次ぐ南アフリカ第2の都市で、共和国議会が置かれる立法府の町でもある。南アフリカは行政府をプレトリア、司法府をブルームフォンテーンにと、首都機能を分散している。
紀元前数千年から、サン族(ブッシュマン)やコイコイ族が住んでいたが、1652年にオランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックが、スパイス貿易の船の補給基地を築き、オランダ人の入植が始まった。市内のカンパニーズ・ガーデンの公園はその名残である。
紀元前数千年から、サン族(ブッシュマン)やコイコイ族が住んでいたが、1652年にオランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックが、スパイス貿易の船の補給基地を築き、オランダ人の入植が始まった。市内のカンパニーズ・ガーデンの公園はその名残である。