
多様な文化背景を持つ子供たちが、多数参加したのもこのイベントの特徴。
国際結婚や家族の移住等、日本に暮らす多文化の子ど
もたちは年々増加している。だがその一方で、教育制
度や文化、言語の壁などのために日本社会での生活で
戸惑いを感じている子どもたちも少なくない。このイ
ベントの目的は、地域で孤立しがちな多文化の子ども
たちとその支援団体が、地域社会や他団体とのネット
ワークを築き、多様性を活かしてよりよい地域社会の
担い手となっていくひとつのステップとなること。イ
ベントでは外国籍の子どもたちの高校進学や日本語
習得などを支援する「NPO法人多文化共生センター・東
京」を中心に、「アフリカ日本協議会」や「CCS世界の子ど
もと手をつなぐ学生の会」といった民間支援団体、荒川
区国際交流協会をはじめとする計15団体が協力し、子
どもたちも運営に携わった。企業の社会貢献が重視さ
れるいま、UBSのこうした活動は他企業の活動を促す
という意味でも非常に重要なものと言えよう。