ロシュ･ダイアグノスティックス　代表取締役社長 兼 CEO
小川 渉氏

“その先にある病気の ない世界”を目指して

Text Junko Chiba
Photo Masahiro Miki

“川上から川下までの医療”を社会貢献に

「その先にある病気のない世界」を目指し、公益性・ 社会性の高い製品を社会に供給するロシュ･ダイアグ ノスティックス。ビジネスそのものがCSRに根ざした活 動と言えよう。加えて近年は、社会貢献にフォーカスし たCSR活動により注力する体制を整備。国内のヘルス ケア関連及び地域社会に特化した積極的な取り組み を行っている。
　「ロシュ･グループでは、各社が地域に生きる“社会 の公器”“良き企業市民”としての信念に基づいて、質 の高い支援を行うことを基本方針としています。その 方針の下、当社では国内における健康維持増進と疾病 啓発および地域社会貢献に特化した活動を展開して います」と小川渉代表取締役社長兼CEO。主な支援分野 は「教育・育成支援」「学術支援」「地域社会貢献」「社員 のボランティア活動」「寄付・災害支援」の５つ。「予防・ 診断から治療・予後観察——“川上から川下までの医療” という当社の特徴を生かし、より効果的で貢献度の高 い活動の展開を目指す」のが信条だ。