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はらだ・たけお 
元外交官。原田武夫国際戦略情報研究所代表(CEO)。情報リテラシー教育を多方面に展開。講演・執筆活動、企業研修などで活躍。www.haradatakeo.com
つまり日中双方の「根源的な階層」がその実、大いなる友好関係に立っていることをこれは示しているのである。「根源的な階層」とは通要するに王族のことを指す。我が国でいうならば「皇族」である。
「それでは日中双方でこの根源的な階層が相交わるタイミングは一体いつだったのか」
 そう考えあぐねる私に対して、とある師がこう囁いてくれた。
「答えは清朝の愛新覚羅氏がどのように江戸幕府の徳川家に交わったのかにある。まずは我が国のどこに愛新覚羅の足跡があるのかを調べるのが良いだろう」
 無論私はまだ結論を出せてはいない。あくまでも妄想のレベルだ。だがそのことを大前提としながらもこう考えてみたらどうだろうか。――金本位制で世界制覇を狙う英国は清朝にその採用を迫った。だが愛国心あふれる能吏がこれを拒み、アヘン戦争となる。その知らせを聞いた幕府は、一計
を案ずる。どうやって列強を相手に戦わずして、この国難をかわすべきか。
 そこで幕府は天皇の裁可を得つつ、「大芝居」を打った。まずは、国内で新勢力が旧体制を打ち破ったかのように演出する(明治維新)。その上で清朝と喧嘩するふりをし、勝利する(日清戦争)。清からは賠償として金(ゴールド)を獲得したことにし、それをもって金本位制を敷く。やがて韓国併合に至り、現在の北朝鮮にあたる地域で大量の砂金を獲得し、それをバックに朝鮮銀行券を発行。その流布を旧満州地域で行い、やがて清朝由来の地で「満州国」を建国し、愛新覚羅の皇帝を迎える――。
 繰り返しになるが、これは現段階において、あくまでも私の「妄想」に過ぎない。だが妄想と現実ほど紙一重なものはない。そして、それを恐れている海の向こうの者たちが、「日中同盟」を阻止しようと蠢いていることが気になって仕方がない。全ては果たして本当に「妄想」なのか? 深まる秋の夢は、覚めることがない。
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