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(左)海上都市1963のスケッチ。
(上)2011年12月に享年82歳で他界した建築家の菊竹清訓氏。
建築家・菊竹清訓の
発想や思想の原点
「建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展」開催
多くの功績を残し、2011年12月に享年82歳で他界した建築家・菊竹清訓氏。彼の生涯にわたる活動を紹介する「建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展」が、国立近現代建築資料館にて10月29日(水)から2月1日(日)まで開催される。
 生涯を通じてその代表的な論考「代謝建築論」を礎において、精力的な建築活動を行った菊竹氏は、日本から世界に向けて発信され、大きな影響力を持ったメタボリズムグループの建築家の中心的なメンバーの一人として、今なお注目され続けている。その活躍した時代は、第二次世界大戦後の復興を経て高度経済成長を迎え、東京オリンピックや大阪万博が開催されるなど、日本の戦後近代の顔が作られてきたとも言える。奔流のように流れ込む海外からの文化が国内に浸透し、生活スタイルも大きく変わる中で、菊竹氏は日本人としての誇りや日本文化のアイデンティティの喪失を危惧し、人間と「こころ」を通わせる建築、人間のこころを育む建築を目指した。そのメッセージはグローバル化した今日、地球環境の保全が叫ばれる現代社会にあって、より一層示唆的なものとなっている。
 その活動を振り返る本展では、原図や当時の写真、オリジナルのスケッチやメモ、模型など、国立近現代建築資料館が1年間かけて調査した資料約4万点の中より選択した建築資料を展示。「大地からの離陸」「水面からの浮上」「空気を包む」「現代への挑戦」という4つの視点から紹介し、生活環境の問題と格闘し、生涯を建築家として生きた菊竹氏の根底にあった大胆な発想や思想の原点に触れる。
 また11月30日(日)13時から16時15分には、早稲田大学大隈大講堂にて、伊東豊雄氏や内藤廣氏など著名建築家7名(※建築家は変更の可能性があります)を招いたシンポジウムを開催する他、会期中には菊竹清訓建築設計事務所元所員などによるギャラリートークを実施する。

建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展
会期:2014年10 月29日(水)~2015年2月1日(日) 
開館時間:10:00~16:30 
休館日:11月1日、12月29日~1月3日
会場:文化庁国立近現代建築資料館(東京文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内)
入場料:無料 ※都立旧岩崎邸庭園側からご入館の場合は、入園料(一般)400円が必要です。
TEL03-3812-3401
nama.bunka.go.jp
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