世界の贅沢、NILEの贅沢

岡田優一郎（おかだ・ゆういちろう）
東京メディカルスクール代表。2009年、日本大学松戸歯学部卒業（学部長賞受賞）。日本救急医学会ICLSプロバイダー、口腔（こうくう）セカンドオピニオン専門医、日本アンチエイジング歯科学会認定医、口腔医科学会認定医、日本旅行医学会認定医など、歯科に関わる幅広い資格を取得。

医学系国試
合格のカギを握る

Photo Satoru Seki
Text Ichiko Minatoya

医学部、歯学部、薬学部など、医学系の大学に入るのは難しい。しかし大学は夢の入り口に過ぎない。大学で専門知識を学び、国家試験に合格して、初めて夢の実現に向けて歩き出すことができる。大学受験にテクニックが必要だったのと同じく、実は国試合格にも受験テクニックが必要なのだ。

大学できちんと単位を取っていれば、国家試験にも合格できるはず。おそらく世間ではそう思っている人が大多数だろう。しかし実情は違う。歯学部を例に挙げると、国家試験の合格率は大学の在校生・卒業生を合わせても60％前後。大学によっては学部卒業時の国試合格率が20％前後にも落ち込んでいる。つまり大学の単位を取り卒業することと、国試合格は別の話なのだ。
　東京メディカルスクールは、そんな“単位取得と国試合格"の溝を埋めるための、各分野専門学習予備校である。医師、歯科医師、薬剤師、獣医師、看護師、理学療法士、作業療法士、柔術整体師など、医学系の各分野における専門の講師がそれぞれの国家試験合格に備えて受験対策授業を行う。
　少人数での集団授業や個別指導、家庭教師など、授業スタイルはそれぞれのニーズに応じて設けられているだけでなく、現役大学生から国試浪人生、さらには社会人にも対応すべく、平日はもちろん土日も含め、授業は早朝から深夜まで希望に応じて行われている。
「国試対策の予備校に行かなくてはならないほど大学の授業は役に立たないのか？　と考えるのは早計です。大学受験のことを思い出してください。高校の授業と受験対策の予備校は、しっかりとした知識を身に着けるための両輪であり、また受験勉強にはそれなりのテクニックが必要で、それを教えるのが予備校です。 東京メディカルスクールは、大学の授業と相互に補完する関係にあ
り、 実際に複数の大学から依頼を受けて、私自身も含め当校の講師が大学で国家試験対策授業を行う時代になっているのです」
　東京メディカルスクールの代表である歯科医師の岡田優一郎氏は、こう語る。
「当校はほとんど大々的な広告を出していません。学生のほとんどが、口コミで東京メディカルスクールを選んでおり、北海道や九州から毎週飛行機で通ってくる学生もいます」
開校４年目という新しい予備校だが、大学のカリキュラムに組み込まれて授業を受け持つほど、その実績は信頼度が高い。口コミは学生間だけでなく、大学の先生から勧められて……というパターンもあるという。
「国試合格率は大学の評価を大きく左右する。学生を国試に合格させるために、東京メディカルスクールが必要とされている証しとして、大変光栄に思っています」
　東京メディカルスクールに所属する講師は、応募者のおよそ３％にまで絞られた、各専門家のトップ集団。首都圏だけでなく家庭教師派遣の依頼も多いため、全国各地にいる。
「医学系は２年生から専門科目の授業に入ります。このタイミングで予備校を活用すると、大学の授業で得た知識を国試でアウトプットしやすい形で定着させることができます。回り道をすることなく、医師や歯科医師、薬剤師など、目指す職業に就いて活躍できるように、早めの、そして専門の準備を始めましょう」





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