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歴史が紡いだ比類なき宝飾品を訪ねて
西欧と東方の文化が融合するルネッサンス時代(14〜16世紀)。11世紀頃からは、イタリアを中心とする貿易で巨額の富を得た商人たちが大貴族へ成りあがっていき、新しい権力者たちは、それまで護符として身に着けていた宝石を地位や権力の象徴として使い始めた。この時代のジュエリーにはクラウン・ジュエル(王家の宝物)の原型を見ることができる。
 ゴールドエナメルの“船のペンダント”は、16世紀後半にエリザベス1世がハドソン伯爵に贈ったジュエリー。黒檀の船体に輝くテーブルカットのダイヤモンド、ブルーグリーンの帆にピン留めされた真珠、力強いコントラストで船(シップ)と幸福と友情(フレンドシップ)が表現された、ユニークなピースだ。
 “愛し合うふたりのカメオペンダント”は、 16世紀文学に好まれたテーマのひとつ、幸福なあるいは不運な恋人たちが描かれたカーライル伯爵のコレクション。オニキスへ浮き立つように彫られたカメオは匠の技よって生みだされた芸術だ。
(左)愛、繁栄、成功のシンボルとなったペンダント。船は幸福と友情、キューピットは愛の象徴。(右)カメオを囲むブラックエナメルのフレームには施された山形模様、エメラルドを模したグリーンの長方形には高い技術力が要される。
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