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(左)中央にキューピットが描かれたエナメル装飾が施されたピントレー。「L‘Amour est le bul(愛はゴール)」と刻まれている。(右)ギルトメタルにエナメルを施した可愛らしい箱は18世紀末期の作。底面まで楽譜で飾られ、ふたの上には羊飼いの愛の歌のセリフがついている。
遊び心をちりばめたジュエリー
17世紀中期、ルイ14世によりヨーロッパ随一の文化大国となったフランスでは、イタリア起源のバロック様式を洗練させた宮廷文化が花開いた。8個の大小の箱、柄つきブラシ、パウダーブロウなど計26品目で構成された、シルバーギルトの“洗面道具一式”は、この時代に王侯貴族が装飾品に限らず、贅を尽くしたジュエリーコレクションのひとつ。キューピットをモチーフに、美しいエナメル装飾を施した洗面道具のセットは、時を越えた煌きの中に非日常的な世界を秘めている。
 “マスカレードリング”は装飾美術においてフレンチ・ロココ様式が発展した18世紀中期のコレクション。目にローズカットのダイヤモンドを輝かせ、頬や顎を斑点で汚した不思議な顔はロケットのべゼルになっている。ロケットの中に記されたメッセージは「あなただけのために」。仮面の下に秘めた想いが広がる、ミステリアスで遊び心あるデザインは、見るものの心を捉えて離さない。
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