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フィギュリン ペガサス 高さ約18cm
各色(プラチナ/イエロー)315,000円。
HEREND
磁器ブランドのヘレンドは、1826年ハンガリー北西部
バラトン湖の近く、ヘレンド村で開窯した。当時ハンガリーは
ハプスブルク家により統治されており、その皇帝フランツ・ヨーゼフの
庇護のもと、やがてヨーロッパ中の王侯貴族たちを魅了する独特の
世界を作り上げていく。やがて後の1851年のロンドンで開催された
第1回世界万国博覧会において、ビクトリア女王の注文を
受けたことにより、ヘレンドの名は一躍世界的有名ブランドに。
以後現在に至るまで、世界最高級のテーブルウエアを始めとする
磁器作品の窯元として、その名声は絶えることなく受け継がれている。
新たな年を駆け抜けるペガサス

 ギリシャ神話に登場する天馬、ペガサス。背中に立派な翼を生やし、その翼で自由に空を飛ぶ姿は優雅であり、「名声」や「教養」の象徴でもあることからりりしくも見える。ヘレンドのペガサスもまたしかり。ポター(陶工)が作り出す美しい造形に、伝統のうろこ模様を一つひとつ手描きで絵付けしている。ヘレンド特有の優しい色味のイエローには希望を、輝くプラチナには進化を感じる二頭だ。今にも飛び立ちそうなペガサスは、神話の世界を見事に映し出している。このまま空に飛び立ってペガサス座になるのか。もしくは2014年は午年ということで部屋に飾っておけば、幸福に満ちあふれた新年へ連れて行ってくれるかもしれない。21世紀の現在においても、手描きによる絵付けの伝統を守り続けている、数少ない窯ならではの一品をぜひ新年の贈り物にしてみてはいかがだろうか。
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