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フランチャコルタで使われる葡萄はシャルドネ、ピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコ(上限50%)、土着の品種エルバマット(上限10%)の4種。手摘みで収獲される。
美酒の極み
Photo TONY TANIUCHI
Text Junko Chiba
イタリア北部、ロンバルディア州の丘陵地に広がる葡萄畑。ここで地名を冠したフランチャコルタというスパークリングワインが造られている。その唯一無二の味わいは、舌に、心に、しびれるような感動をもたらしてくれる。日本を含む世界のワイン好きの間で存在感を増すフランチャコルタの世界へいざなおう。
フランチャコルタを味わう至福のひとときは、グラスに注ぐ瞬間に始まる。きめ細かな無数の泡が束になって湧き上がり、軽やかに舞う。やがて黄金色の液体が静けさに覆われるころ、一本の泡がかすかに揺らぎながらスーッと立ち上る。思わず見惚れる美しさに時間が経つのも忘れるほどだ。すばらしいスパークリングワインが描く一筋の泡は、かなりの時間消えずに呼吸し続けるという。愛好家を魅了するこのフランチャコルタとは、どんなワインなのか。
 深い森に抱かれた葡萄畑の記憶をたどると、ルーツは中世、16世紀ごろにさかのぼる。千年以上前の氷河に削られて形成された丘陵地で、葡萄の栽培が始まったのだ。豊富なミネラルを含む土壌、良好な気象条件など、ワイン醸造にとってこの上ないテロワールに恵まれた土地だけに、当時からすでに地元の消費量を上回るワインが生産されていたようだ。

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