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例年、この時期になると「セル・イン・メイ(5月に売れ)」という古くからの格言が米ウォール街でささやかれ始めるのだが、今年は少々勝手が違うかもしれない。市場関係者のなかには、むしろ「バイ・イン・メイ」なのではないかとささやく向きもあり、
今しばらく米株価の上値期待は引き継がれる可能性が高いと見られる。
 気になる国内上場企業の2017年3月期決算の内容は「2年ぶりに最高を更新した」と見られており、実際にそうなれば日経平均株価が2015年6月につけた高値=2万952円を上回る水準を試す展開となってもまったく不思議はないと思われる。まして、2016年の円高局面を耐え抜いて「稼ぐ力」を強めている国内上場企業は2018年3月期も増益基調を維持すると見る向きは多い。
 執筆時のドル/円は強気の展開を続けており、少し長い目で115円あたりの水準が視野に入る可能性もある。日本経済新聞の集計によると、上場企業の今期の対ドル想定レートは「105円と110円に二極化した」とのことだが、現状は想定より円安方向ということになり、全体としては好ましい水準と言える。よって今後、日経平均株価の上値期待は一層高まるものと思われる。
(左)再び森金融行政の真意に迫る!
2016年5月刊行で金融業界を中心に大反響を呼んだ『捨てられる銀行』(講談社現代新書)の第2弾。今回は、森信親長官率いる金融庁が最重要施策と位置付ける資産運用改革について、これまでの日本の資産運用は「非産」で「悲惨」であるとして、その実態を深く掘り下げると同時に今後の在り方を厳しく追求している。キーワードは「フィデューシャリー・デューティー」。今、日本の金融サービスに真の大改革が求められている。
『捨てられる銀行2 非産運用』橋本卓典/講談社現代新書/ 864円
(右)たじま・ともたろう 金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産形成まで、幅広い範囲を分析、研究。講演会、セミナー、テレビ出演でも活躍。tomotaro-t.jimdo.com
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