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FOMCにはFRBの議長と同副議長、同理事らで構成する7人の常任メンバーに加えて12人の地区連銀総裁が参加することとなっているが、ニューヨーク連銀総裁以外の「投票権」は4人の総裁が毎年“輪番"で行使する。ちなみに、2017年に投票権を有していた4人の総裁は、うち2人が「ハト派」で他の2人が「中道派」であった。
 では、2018年のメンバーはどうか。うち1人のリッチモンド連銀総裁は昨年12月初旬に主任したばかりで、いまだ政策スタンスは明らかになっていない。では、他の3人(アトランタ連銀総裁、クリーブランド連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁)はどうかというと、各人の過去の発言等から判断して3人が3人ともかなりの「タカ派」であると見ていいようである。
 つまり、2018年の米国経済は成長の度合いを加速させる可能性が高く、一方で米金融政策は全体に「タカ派」のトーンを強める可能性が高いと見られる。結果、年間を通じてドルが買われやすく、少なくともドル/円の下値が限られた状態は続くと考えれば、そうした追い風を受けて日本経済の成長も加速し、同時に株価や地価なども全体的には一段と上値余地を広げることになると見ていいものと思われる。
(左)THIS MONTH RECOMMEND 世界は、そして日本は、今後どこへ向かうのか?
本書を一読すると、世界の各国・地域における地政学的事情というものを考慮したうえで、今後起こり得ることを想定する必要というものをあらためて痛感させられる。「地政学」の視点なくしては、中国や北朝鮮、ロシアなどの行動を本質的に理解することはできず、またトランプ米大統領誕生の真実や今後の展望なども見えてはこない。企業経営者や投資家、政治家など様々な立場の人々に今後の活動のヒントを授けてくれる一冊である。
『ニュースの深層が見えてくる サバイバル世界史』茂木誠/青春新書インテリジェンス/972 円
(右)たじま・ともたろう 金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産形成まで、幅広い範囲を分析、研究。講演会、セミナー、テレビ出演でも活躍。tomotaro-t.jimdo.com
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