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サンドロ・ヴェロネージ氏。カルツェドニア・グループCEO。2009年にファルコネーリを買収。
現在グループ全体で世界45カ国、4400店舗以上の規模に成長させる。イタリアのファッションシーンで、影響力のある一人。
ショーがスタートすると、フラッグシップのカシミヤを用いたアウター、ニット、ニットジャケットなどのルックが、ウィメンズ、メンズともに披露されていく。ブラック、グレー、ベージュなどのシンプルでベーシックなカラーに加え、グリーンやベリー系カラーの差し色が目を引く。シャイニーなシルクのブラウスやパンツ、ファー使いのアイテムなども印象的。ラストでは、フェイクのスノーフレークが舞う中、この後にブティックがオープンする東京や香港、パリをテーマとするスポーティーなニットをまとったモデルたちがショーを締めくくった。
 全体としては、ナチュラルなシンプルさの中に、洗練されたエレガンスがあり、スポーティーさやセクシーな要素も取り込まれていた。
 モードに傾き過ぎないリアルなテイストや、デイリーなシーンを豊かにするニュアンスも好印象だった。
 ショー終了後、カルツェドニア・グループ会長のサンドロ・ヴェロネージ氏と、ブランド創立者にして現在はメンズのデザイナー兼製造責任者であるピエランジェロ・フェンツィ氏に、インタビューすることができた。ヴェロネージ氏は、ファルコネーリについてこう語った。
 「ファルコネーリは、これ以上ないというほど、クオリティーにこだわり抜いたブランドです。実際、ファルコネーリのカシミヤセーターは、手入れをすれば何年でも着ることができるし、洗えば洗うほど美しい色合いになっていきます。モードな方向に進むのではなく、タイムレスなアイテムを提供していますよ」
 彼の言葉は、ショーでの印象を裏付けるものだった。ブランドが前面に出るのではなく、品質こそが主役であることを強調するため、アイテムにあしらうブランド名やロゴは最小限にとどめているという。ショーに関しても、カルツェドニア・グループの他ブランドと同じく、ミラノコレクションやピッティ・ウォモなどの展示会とは一線を画し、独自に本社での開催にこだわっている。
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