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(上左)洗練された雰囲気が漂うレストラン「Festa del mare」。個室もあわせた全48席を用意。(上中)「パノラマビューヴィラ」のゆったりとしたテラス。海と空と一体となる、贅沢な体験を独占できる。(上右)雲仙天草国立公園内に立つ「天草 天空の船」。天草松島の多島海と島々を結ぶ天草五橋が見渡せる。(下左)シェフ自ら県内の農家を訪ねて探し出した有機野菜をふんだんに取り入れた、体が喜ぶ料理の数々。(下中)ロビー奥に広がるプール。夕食後はプールサイドラウンジとして、海と星空を眺めながらドリンクを堪能。(下右)海に沈む夕日を眺めながら露天風呂でリラックス。心身の疲れがゆっくりと解放されていく。
海と空を駆ける
Text Rie Nakajima
他にはない雄大な景色の中で、非日常の開放的な休日を――。そんな願いをかなえてくれるのが、天空に浮かぶ豪華客船をイメージして作られた唯一無二のリゾート「天草 天空の船」だ。まさに天を駆けるような海と空の絶景と天草・松島の美しい自然を前に、心地よい高揚感に包まれる。
美しくきらめく静かな海に、19の島が浮かぶ天草松島。宮城県の松島、長崎県の九十九島と並ぶ日本三大松島の一つであり、天草四郎がキリシタンを率いて島原の乱を起こした舞台としても知られる、風光明媚な土地である。どこか時が止まったような、穏やかな空気に包まれたこの地に、天空に浮かぶ豪華客船をイメージして生み出されたリゾート「天草 天空の船」。同じく天草エリアにある名宿「天使の梯はし子ご 」や「海ほたる」を手掛けた建築家、三澤浩之氏の設計による、海に向かってせり出した威風堂々とした白亜の建物が、非日常の優雅な休日へと誘う。
 全12室の本館とヴィラのうち、特等席は最上級の「パノラマビューヴィラ」。岬の突端に位置し、視界を遮るもののない絶景を独占できる。雲仙天草国立公園内の5000坪の半島にわずか3棟のヴィラが建てられており、見渡す限り空と海、そして豊かな緑。風景を主役に海と空との一体感と、「心からの癒やし」をテーマに作り込まれた洗練された居室空間が、他のどこにもない、贅沢なくつろぎをかなえてくれる。
 「アイランドビューヴィラ」は、「日本の夕陽百選」に選ばれた美しいサンセットを望むAタイプと、五つの島を結ぶ天草五橋を望むBタイプの2室。本館を含む客室は全てオーシャンビューで、広々としたテラスには天草松島を望む露天風呂を用意。天草松島温泉はまろやかな泉質の美人湯として知られる。松島の大パノラマを眺めながらゆったりとプライベートな入浴を楽しみたい。 
 比類ない絶景のほかに、最大の魅力の一つが食。天草は九州でも随一の食材の宝庫として知られ、有明海と不知火海の海の幸を始め、「幻の地鶏」と呼ばれる天草大王や天草黒豚、梅肉ポークなどのブランド肉も豊富だ。展望イタリアンレストラン「Festa del mare」では、これら貴重な食材と、県内の有機野菜をふんだんに使った滋味豊かな天草イタリアンが堪能できる。腕を振るうのは、イタリア6都市でイタリア料理を学んだ山本聡シェフ。「第2回JETCUPイタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクール」で優勝し、イタリア大使館から「イタリアワイン大使」の称号を授与されたソムリエの田上清一郎氏とタッグを組み、その日、最も味わいたい極上の食とワインのマリアージュを楽しませてくれる。スペシャルコースでは熊本天草の伊勢海老、アワビ、ウニなどの豪華食材と、キャビアやトリュフなど世界の食材を競演させた極上イタリアンも供される。
 さらに深い癒やしを求めるなら、インドネシア語で「母なる海」を意味するバリエステサロン「イヴ ラウ」へ。プールサイドに併設された開放的なサロンで、バリエステとスウェーデン式を融合させたトリートメントが受けられる。
 天草の空と海を満喫しながら、まるで海外のリゾートにいるかのような非日常の異空間。大切な人との特別な休日に、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

●天草 天空の船 TEL0969-25-2000
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