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日本からは、毎日新聞が水族館を使って制作した作品「PLASTIC FISH」が銅賞を受賞している。これは水族館にある水槽のガラスにレジ袋で作られた魚を貼ることで、多くのクジラやイルカがレジ袋を魚と間違えて食べ、命を落としてしまっている実態を表現。海洋環境の保護の必要性を訴えている作品だ。また会期中に来場者の間で話題となっていた、WWFの「TARGET PRACTICE」も銅賞を受賞した。これは通路の左右で野生動物がライフルを構え、通行人に照準を合わせているというものだ。赤いレーザーを用いたインパクトある演出で、ライフルで命を狙われる野生動物の気分を疑似体験できるようになっている。
 既存のメディアでも、使い方次第では強いインパクトでメッセージを届けることができる。そんなアイディアを生み出すクリエイティブな姿勢が、ソーシャル業界でも着実に根付きつつあると言えるだろう。

●カンヌ国際広告祭日本公式サイト
http://www.canneslionsjapan.com/
(上)毎日新聞の作品「PLASTIC FISH」。魚の形をした白いのはレジ袋。(下)WWFの作品「TARGET PRACTICE」。
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