
Photo Darren Hester
このプロジェクトを実現するにあたっての最大の課題はコストだ。発電したエネルギーを陸地に届けるには水中ケーブルの敷設や運搬用燃料電池などを準備する必要がある。これらのインフラコストも含めると、「エネルギー島」で発電する電力コストは時間キロワットあたり推定9セントから13セントとなり、風力発電の8セント、石炭による火力発電の4セントと比較して割高感が否めない。その問題を解決するため現在、プロジェクト・チームは英ヴァージングループの創設者、リチャード・ブランソンが運営するヴァージン・アース・チャレンジに2,500万ドルの出資を求めるほか、新たな投資家を求め、上海にまで足を伸ばしているようだ。
「エネルギー島」には船着き場や食料を生育する温室などを設置。ここでの労働者は自給自足に近い生活を送ることができるほか、新たなリゾートスポットやダイビングスポットとしての活用も念頭に置いている。
「エネルギー島」には船着き場や食料を生育する温室などを設置。ここでの労働者は自給自足に近い生活を送ることができるほか、新たなリゾートスポットやダイビングスポットとしての活用も念頭に置いている。