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来春夏の気分は「ハピネス」
 「これ、門外不出の資料です」と栗野氏が「ファッションビジネス×カルチャー年表」を差し出した。これを基に、ファッションに反映させる「時代の気分」を打ち出す。来春夏の気分は「ハピネス」である。
 「世の中、良くないことがいっぱい起きてて、もっと良くないことも起きるだろう。そのたびに一喜一憂するよりは、何があろうとハピネスと言い切っちゃおう、という気分ですね。痩せ我慢? うーん、ちょっと違う。我慢も我慢と思わなければ我慢じゃないんだから、ハピネスって言い切っちゃえばいいんじゃない?っていう感じですね。そうすれば、我慢も楽しくなってくる。人間は理性的な生き物だから、ちゃんとデシジョンすれば、それに従って生きていけると思いますね」
 我慢さえも楽しむこの考え方は、確かに閉塞感に満ちた今の時代の空気に合っているように思える。

世界はノンセックスに向かう 
 最後に日本のファッションに関して、哲学的考察をお願いした。
 「洋服屋をやって明確に気付いたことの一つは、日本のファッションには性的なまなざしがないということです。セックスの誘惑がね。着物にはありますが、日本はそのカルチャーを捨てて借り物の洋服を自分たちなりに定着させてきたから、欧米とは全く違うカルチャーが
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