世界の贅沢、NILEの贅沢
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あおやま かよ 愛知県生まれ、商社勤務後、NHKの旅番組などで全国800か所以上まわり観光や地域づくり、防災などをテーマに取材。フォレストサポーターとして山村、森林、国産材の活用などの活動に参加。日本中央競馬会経営委員、国や自治体の委員多数。
森が私たちを支えている
Photo TONY TANIUCHI Text Fumio Ogawa
フリーアナウンサー  青山佳世
「テレビの旅番組の取材で、山に行き、そこで森とともに暮らす人の取材をしているうちに、自分のなかにがぜん興味が湧いてきたんです」
 代々木公園の森のなかで、気持ち良さそうに風に吹かれながら、森との出合いを語るのは、フリーアナウンサーの青山佳世さんだ。
 青山さんは森をテーマにしたシンポジウムに積極的に出演して森の大切さや、木のある暮らしの大切さを説いてきた。
 「子どもの頃、木の家で育った感覚がしみこんでいるのでしょうか。ほっと自分にかえる。家が呼吸しているとはよく言うけれど、家の形をした木と暮らしているような、そんな感覚を日常的に味わえるのはすてきなことではないでしょうか部分的に木を使うだけでも全く違いますよ」
 日本では、高度成長期以降、伝統的な文化をあえて置き去ってきた側面があるのは否定できない。木の家もその一つだ。
 コンクリートの住居がモダンでいいとされ、その実体のないモダンという言葉に目を塞がれ、気持ち良く生きていくために何が必要か見失ってきたのかもしれない。
 「山あいの町に行ったとき、地元の大工さんが造った家が並んでいるのを見ました、同じ木で同じ人が建てているのに、一軒ずつ違う雰囲気なんです。統一のなかに個性がある見事な風景ですよ。きちんと建てられた家は震災に耐える力があるというし、私たちはいま一度、木との付き合いを取り戻すべきなのではないでしょうか」
 青山さんのこの言葉は示唆的だ。森が私たちの生活を支えている。そのことを真剣に見つめ直すべきなのだ。しかも、いますぐに。でないと、私たちの未来は失われてしまう、かもしれない。
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