
東京・芝公園のロールス・ロイス・モーター・カーズ東京ショールームで、ロールス・ロイス レイスを眺める。
Torsten Müller-Ötvös(トルステン・ミュラー・エトヴェシュ)
ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者
1988年、BMWに入社。早くから頭角を現し、37歳の時にはBMWグループ最年少でマネジャーに就任。ミニのブランド戦略、BMWのマーケティングなどで上級管理職を務める。2008年、BMWグループの上級副社長に就任。2010年から現職。
Torsten Müller-Ötvös(トルステン・ミュラー・エトヴェシュ)
ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者
1988年、BMWに入社。早くから頭角を現し、37歳の時にはBMWグループ最年少でマネジャーに就任。ミニのブランド戦略、BMWのマーケティングなどで上級管理職を務める。2008年、BMWグループの上級副社長に就任。2010年から現職。

顧客との信頼
Rolls-Royce
Rolls-Royce
Photo TONY TANIUCHI Text Yumi Kawabata
ロールス・ロイスを見たことがない人でも、それが高級車であることは知っている。そんな世界最高峰のブランドを率いるトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOにロールス・ロイスとは何かを聞いた。
「世界的に広く名を知られたブランドですが、何よりも顧客の皆さんが信頼してくださっていることに感謝しています。例えば、インドのようにクルマを売っていなくてブランドのイメージしかなくなっていた国でも、再び販売を始めれば、誰もがロールス・ロイスが高級車だと知り、信頼をしてくれるのです」
BMWグループの傘下に入って以降、「ファントム」の成功でショファー・ドリブンの最高級車というイメージを復活させ、ドライバーズカーの「ゴースト」で顧客を広げた。今年発売した「レイス」はよりドライバー志向のある人がオーナーとなり、その平均年齢は従来に比べて10歳も若い。
「『ファントム』をタキシードに例えるなら、『コースト』は仕立ての良いビジネススーツ、『レイス』は着心地の良いジャケットでしょうか。いずれも質の高い素材を使ったオーダーメードである点が共通しています。そんな風にモデルごとの個性を際立たせつつ、ブランドを通してのDNAを守ることも重視しています」
インタビュー中、「オーセンティック」という言葉が何度も聞こえてきた。本物であり続け、正統派であることがブランドを守ることに通じると、彼は考えている。
●ロールス・ロイス・モーター・カーズ
www.rolls-roycemotorcars.com
BMWグループの傘下に入って以降、「ファントム」の成功でショファー・ドリブンの最高級車というイメージを復活させ、ドライバーズカーの「ゴースト」で顧客を広げた。今年発売した「レイス」はよりドライバー志向のある人がオーナーとなり、その平均年齢は従来に比べて10歳も若い。
「『ファントム』をタキシードに例えるなら、『コースト』は仕立ての良いビジネススーツ、『レイス』は着心地の良いジャケットでしょうか。いずれも質の高い素材を使ったオーダーメードである点が共通しています。そんな風にモデルごとの個性を際立たせつつ、ブランドを通してのDNAを守ることも重視しています」
インタビュー中、「オーセンティック」という言葉が何度も聞こえてきた。本物であり続け、正統派であることがブランドを守ることに通じると、彼は考えている。
●ロールス・ロイス・モーター・カーズ
www.rolls-roycemotorcars.com
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