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(左)Mirko Bordiga(ミルコ・ボルディガ) 
マクラーレン・オートモーティブ・アジアリージョナル・ディレクター。自動車業界において15年以上ヨーロッパとアジアでマネージメントを歴任し、2013年マクラーレン・オートモーティブに入社。
(右)Carlo Della Casa(カルロ・デラ・カーサ) 
マクラーレン・オートモーティブ最高技術責任者(CTO)。18年にわたりフェラーリで車両開発におけるチームを指揮した経験を持つ。2011年、マクラーレン・オートモーティブ入社。
日本に上陸したスーパースポーツカー McLaren 650S
Text Fumio Ogawa
McLaren Automotive
Mirko Bordiga /Carlo Della Casa
英国のクルマには、高級だがやや古典的、という印象があるかもしれない。しかし事実は違う。
 自動車レースの最高峰、F1 マシンの開発の多くが英国で行われているのが好例だ。英国の自動車産業におけるテクノロジーの先進性は、世界に冠たるものである。
 その F1 の技術を、量産車にフィードバックしているのが、F1 で知られるマクラーレンだ。
 日本でも 2014 年に封切られてヒットした映画『ラッシュ/プライドと友情』は、マクラーレンとフェラーリの対決だった。ことは路上でも同じである。
「私たちは、ライバルの研究も一生懸命していますし、顧客の要求にも常に耳を傾けています」
 そう語るのは、英国マクラーレン・オートモーティブで最高技術責任者を務めるカルロ・デラ・カーサ氏。4 月初頭、650 馬力を誇る超ド級スーパースポーツカー、650S の日本発売とタイミングを合わせて来日した。
「顧客が求めているのは、どれだけ楽しめるか。高い安全性というより、安定性。
 例えば、どれだけ高い速度で安定しながら後輪を滑らせてドリフトできるか、それが大事なのです」
 六本木での発表会場で、クーペとスパイダー、2 台置かれた最新の 650S を横目で見ながら、デラ・カーサ氏は、マクラーレンのユニークな目標を語ってくれる。
「ライバルの存在は大事です。切磋琢磨して、限界をさらに広げていけるから。そして、優劣に順位がつけば、顧客にも価値が分かりやすい。スポーツカーとスーパー GT を合わせた市場の規模は世界で 2 万台程度だといわれていますが、McLaren P1 はその例で、私たちはわずか 375 台でもって、そこのトップに立つ努力を日々、重ねています」
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